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「雪風」を見に行く [旅行]

GWいかがお過ごしですか? 私は広島の先輩と江田島の旧海軍兵学校に見学に行きました。

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レンタカーを借りて、音戸大橋を渡って倉橋島→江田島へ。 

現在は海上自衛隊第1述科学校となっていますが、予約なしで見学できます。 この日は平日スケジュールで10時から受付開始ということなので、時間つぶしに江田島支所へ。

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支所の庭には戦没者の慰霊碑がありました。 海軍兵学校の地元ということもあり、先の大戦までに江田島ゆかりの方が多く亡くなってますが、江田島自体も昭和20年7月24~28日の呉沖海空戦で戦場になりました。 「この世界の片隅に」でいうと、すずさんがF6Fに機銃掃射を浴びせられた時ですね。

さて、少し早めにと10時前に受付に行ったら、今日は祭日スケジュールで9時半受付開始の10時見学開始とのこと。 早く行ってセーフ! というか、事前に電話で確認した時、平日スケジュールって言いましたよね、防衛省さん。

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気を取り直して見学開始。 見学はOBの方が面白おかしく、時に厳粛に解説してくださいます。 後ろは大講堂、国会議事堂と同じ花崗岩を使っています。 大講堂は中の見学も出来ます。

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赤レンガの幹部候補生学校庁舎を外から見学の後、教育参考館に。 この中には勝海舟から山本五十六、秋山真之など、誰もが名前を知っている歴史上の有名人物や、歴代の卒業生、そして無名の特攻隊員の資料があり、プライバシー保護の観点から一切の撮影は出来ません。 脱帽、一礼の後に中へ。 30分弱の見学時間では、とても足りないくらいの貴重な資料がありました。 引き上げられた戦艦陸奥や、最近 「この世界の片隅に」でプチブレイク中の重巡青葉の艦首から取り外された菊の御紋の実物がありました。 陸奥のものは直径1mもあり、ケヤキ製でした。 そして、この見学最大の目的である駆逐艦「雪風」の操舵輪も。

雪風は大和の沖縄特攻にも参加しましたが無事に帰還。 数々の海戦を生き延びた「不沈艦」として知られています。 戦時賠償で中華民国に譲渡され長く活躍しましたが、退役後の昭和44年に台風で浸水座礁し翌年に解体、この操舵輪と主錨のみ日本に返還されました。 

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教育参考館の外には特殊潜航艇と海龍。 特殊潜航艇は真珠湾攻撃で使用された本物だそうです。

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その特殊潜航艇の向こう側に雪風の主錨が。 故郷でやすらかに眠っています。

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校庭の向こうの方には陸奥の近代改装時に取り外された砲塔が。 この江田島から岩国の錦帯橋まで届くそうです。 見学の曜日によっては、この砲塔の近くまで行けるとのこと。

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見学終了後は待合のある江田島クラブのレストランで昼食。 ほとんどの人が注文していた海軍カレーが600円。 このカツカレーは700円でサラダ付。 超お得。 カツも揚げ立て、せめて6分割にしてくれたらもっといいのだが。

江田島クラブ内には売店もあり、お土産物から実際の自衛隊の装備などを納めている「制服のフジ」さんのショップもあります。 「制服のフジ」さんは「この世界の・・・」の劇場版用のグッズも作っており、劇中の大和や青葉の登場シーンがプリントされたマグカップやタオルなどもありました。 私は売店で自衛隊御用達ドリンク「元気バッチリⅡ」を買って飲みました。 以前飲んだ時はただの梅ジュースだったのが、今回は薬成分を感じられました。 アップデートしてるのかな?

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