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BS1スペシャル 「最速に挑む! ホンダF1はなぜ勝てたのか」を見ました [モータースポーツ]

 正月というか、元日に放送された久々のホンダF1スペシャルを見ました。 正直な感想、”ようやくまともな人間が出てきたな”という感じ。 ちゃんと、謙虚に客観的に現実を受け入れられる真のレース屋さんや技術者だなぁと。 マネージングダイレクターの山本さんは、まだちょっと うさん臭そうな匂いが...(それは仕事柄仕方ないか) とにかく、ようやく戦える態勢になったのはわかった。 第3期からようやく修正ができましたね。 アロンソやバトンに謝ってほしいよ、ほんと。

 一方で新たな疑問というか不安が。 それはトップマネージメントの不在。 誰もトップの関与をうかがわせることを言わないのは不思議。 これが、頑張ってる現場の手柄を横取りしてはいけないと、NHKに頼んで存在を消してもらったのならいいんだけど… 今回の躍進のキーとして紹介された、航空部門や試作部門との連携なんかは、トップが一声言えば済むはず。 まあ、それがなかったから4年も5年もかかったのだけれども。

 振り返れば、第1期、第2期の挑戦は強力なトップダウンから始まりました。 もっとも、第1期は理想主義のトップと現場との確執、そして第1期を戦った人がトップに立って始まった第2期は、そのやる気はあるけど理論が古過ぎるトップと若手技術者の下克上と、なかなかうまくはいかなかったのも事実。(第2期の成功は、トップの引いた図面を無視した若手下克上の賜物)

 そして、その第2期の栄光を見てた人がトップに就いた第3期と第4期の前半は、根拠のない自信だけ持った実戦経験のない人が上に立った組織の悲劇 そのものでしたね。 まるで旧日本軍や子ブッシュ時代のネオコン、あるいは自由惑星同盟の評議会。 (実は第2期もそうだったのかも知れないけども)なんか、いつの時代もオールホンダで戦ってたわけではないんじゃないかという気が、いつもする。 これは、研究所が強すぎるホンダの組織的な宿命なのかな? まあ、やたらとトップが顔を出す某社さんとどっちがいいのやら?

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