トヨタ博物館の「トヨタモータースポーツ列伝」展へ行きました [モータースポーツ]
明日から大学が始まる子供を寮に送って行った帰り、トヨタ博物館の「弛まぬ挑戦者たち トヨタモータースポーツ列伝」展へ行きました。 正月三日の午後だったので3密は回避できるくらいの入りでしたが、それでも外国人のお客さん(大使館の車みたいのも来ていた)もパラパラといました。
トヨタの歴代の(主にオンロードの)レーシングカーの展示です。
ラリーカーあると思ったらなかった。 TF109とかTS020とかですね。 ところで、TF109のダブルディフューザー(はよく見えなかったけど)は何となく理屈がわかりますが...
このTS020のフロントの空洞、どういう理屈か全くわかりません。
フロアには謎の穴。 でも、この車のテスト風景の写真を初めて見たときは衝撃的だった。 前のTS010が(いかにもトヨタらしい)超コンサバだったからよけいにね。
トヨタ7のNA版とツインターボ版(オー、モーレツ!!バージョンね)
IMSAセリカのホイール、
取っ手が付いてる! つーか、どうやってナット回す??
今でこそ、トヨタはモータースポーツに熱心だと若い人は思うでしょう。 この展示でも、トヨタがレースをするのは創業者である喜一郎さんの願いなんですよ!とか、
ほら、トヨタは初代クラウンの時から国産ラリーに出てるんですよ~!!とか、必死に昔からモータースポーツに熱心だよぉ~~んってアピールしているけど、私らが少年の時は トヨタは国産メーカーの中では最もモータースポーツに不熱心な会社でしたよ。(個人の感想ですが)
先のトヨタ7が出てた日本グランプリはTNT(トヨター日産ータキレーシング)が3強とか言われてたけど、はっきり言って日産の引き立て役でしかなかった。 また、70年代後半から80年代にかけてトヨタの2TGが世界のF3エンジンのシェアを独占していたけど、それはたまたま当時のレギュレーションに合致した一番丈夫でリーズナブルなエンジンってことで、トヨタじゃなくてチューナーさんが偉かっただけ。 本当に、当時はトムスが孤軍奮闘していて、細々とTRDが活動していたって感じでした。 技術的にも予算的にも、そして広報的にも日産をはじめとする他メーカーから大きく引き離されていて、後から活動を再開したホンダにもあっという間に追い抜かれていったという感想しかない。 トヨタ車の高性能エンジンは全部ヤマハに造ってもらってるというイメージは、今でもお年寄りのファンの中には根強く残ってるのではないでしょうか?
本当に、トヨタがモータースポーツ頑張ってる(ってイメージ)のって、前の奥田さんや今のモリゾーさんのおかげで、ここ10年くらいのことだと思います。 だから無理に歴史改編するな!(ホンダも宗一郎さんの神格化してるけど、おやじでいいじゃん)
で、展示の中にあったFISCOに隣接のモータースポーツ複合施設の情報。 他メーカーも全面協力か? MAZDAさん、本当ですか~? でも、大いに期待できる施設です。 このようなMS複合施設は、オートポリスをはじめ、多くの先駆者が大失敗しましたが... トヨタさんなら大丈夫よね?!
ところで、奥のGCマシンのイラスト、星野のMCS-V?? ちょっとだけ細部に違和感が... こういう細いところをファンは見てんだぞ!
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