ハロウィーン あのジャックランタン どうなった? [かるちゃあ?]
農協でジャックランタンを作って1週間が過ぎました。 で、そのランタンどうなったかというと...
ドイツは乾燥しているので干からびてカリカリになるのかな?と思っていたら、ところがどっこい、だんだん腐って、縮んで、そしてカビが生えてきました。 前より怖くなりました。
中はこんな感じ。 意外と日持ちしないんですねぇ。 子供も興味がなくなったようなので、明日にでも捨てよう。 でも、触りたくない...
またまた、サーカスを見に行く [かるちゃあ?]
またまた、うちがひいきにしているサーカスの”Flic Flac”がやってきたので、週末に家族でケルンまで見に行きました。
場所はケルンのライン河を挟んで大聖堂の反対側、ケルン・ドイツ駅の近くです。 この”Flic Flac”を見に来るのはもう3回目。 昨年来た時には、子供をベビーシッターに預かってもらって見に行ったっけ。
昨年はオートバイジャンプと空中綱渡りをメインとした大規模な演目が目玉で、スタジアム型の劇場配置でしたが、今回は前々回と同様に円形の舞台で、客席との間隔も近くなっています。
まずは衝撃のオープニング! ここは伝統的なサーカスとは違い、現代アートとサーカスの融合を狙ったような演出が特徴で、演者は皆、”北斗の拳”の世界のような服装で世紀末のような感じを出しています。 はじめてみた時は本当に”どうなってしまうんだろう??”というように戸惑いました。
衣装は”北斗の拳”ですが、演目はオーソドックスなヨーロッパ型のサーカス。 鉄棒は最大4人が入り乱れて演じます。 で、鉄棒の下にはパッツンパッツンの革ジャンを着込んだお姉さんが見守っています。 バックではナゾのヘビメタおじさんがデスメタルを歌っていますが、歌詞の内容が是非知りたい。
太鼓を叩いてた3人組が、今度は鞭に火をつけてリズムを取ります。 お姉さんはなぜか尻見せです。
ヨーロッパのサーカスは、こういう鍛え上げた身体を使ったパフォーマンスが多いです。
こういう身体をはったゲイじゃない芸はドイツ人に受けるようで、皆拍手喝さいです。
そしてフィナーレ、あっという間の2時間でした。 ドイツ人、全員がスタンディング・オベーション。 最初は日本人らしく冷静に拍手をしていた我が家も世間体があるので立ち上がって拍手を送ることにしました。 毎回毎回、テーマ・構成を変えているので、本当に毎年見に来ても飽きることはありません。
誕生日が来るたびに 自分編 [かるちゃあ?]
ドイツでは、誕生日を迎えた本人が職場や学校にケーキなどを持っていって皆に振る舞うのが慣習だ。 子供は何回かカップケーキを学校に持って行ったけど、私は今までやったことはありませんでした。 でもせっかくなので、今年は思い切って持って行ってみました。
ケーキはヨメが作ってくれた日本風のスポンジケーキ。 でかっ、この箱!! 職場に着くなりキッチンへ行き、手当たり次第に視界に入ったドイツ人に持っていく。 まさに通り魔的犯行。 都合、12人分に切り分けて15分内に完売(金はもちろんもらってないけど)。 完売っていっても、一方的に机の上に置いていったのだが。 それでも、10時のお茶の時間までにはみんな食べてくれたようで、美味しかったと言ってくれる。 お世辞でも気持ちがいい。 というか、日本のショートケーキのようなのは珍しいらしく、軽い口当たりが体重を気にするドイツ人女性陣にも受け入れられたようだ。 ナイスジョブ、ヨメ! お昼過ぎには、ケーキをあげていない人からも、「今日誕生日だって?」とお祝いを言われる。 皆さんのおしゃべりのネタにしていただいてありがとうございます。
こんな大きなケーキもイチコロだ!!(都合によりケーキ本体はお見せできません、というか、写真撮り忘れただけですが)
夜はヨメが焼き、子供がデコレートしたシホンケーキを家族で食べる。
子供は最近、回転レストランからケーキ屋さんに将来の夢を替えたばかりだ。 美味しいよ。
マイバウム [かるちゃあ?]
ドイツでは初夏になると、家の軒先に日本の七夕飾りのようなものを飾り付けます。
どうやら白樺の木に、赤や青やらの紙テープを飾りつけたもののようで、これが田舎に行くともっと豪華になります。
村の中心に10メートルはあろうかというポールを設置し、その上に飾り付けます。
まるで、鯉のぼりと七夕の融合です。 5月の昇天祭に近いので、きっとキリスト教関係の行事なんだろうなぁ、高ければ高いほど神との一体感を感じるんだろうなぁと思って知人に聞くと、「あれは年頃の女の子がいる家に、思いを寄せる男の子が求愛のしるしとして置いて行くのヨ」 うっそだー!! あんな巨大なものを男の子が置いて行くの?
これなんか20メートル以上ある。 宗教じゃなくて個人でこんなものを? 気になって別の知人に確認すると、やっぱり本当でした!!
これはMaibaumといって、英語ではMay Pole=五月柱と呼ばれるそうです。 5月に男の子が好きな女の子のいる家の前に夜中にこっそりとやって来て、このマイバウムを設置し、名前も告げずに去って行くのだそうです。 そういえば4月の終わりに白樺の木を持って電車に乗る若いニイチャンや、車の後ろに3メートルはあろうかという白樺を引きずって帰っていくやからを見かけたなぁ。 それにしても、なんかスゴイ。 通常は公認のカップルの間で行われるそうですが、中にはまったく心当たりのないもの、意にそぐわないものもあるそうです。 それでも縁起物ということで、特に撤去されることなく、5月中ずっとおいとかれるのだとか。
日本ならストーカー騒ぎになるよ。 女の子はPTSDになったりして。 年頃の娘さんがいる別の知人の家にも、まったく心当たりのないものが飾られたそうですが、そのままにしておいたとのこと。 ちなみに娘さんはまんざらでもないというか、悪い気はしなかったそうな。 まあ、女冥利には尽きるはねぇ。
ちなみにこのマイバウム。 期限が過ぎると、設置した男の子がまた人知れずやって来て、きちんと処分していくのだそうです。
小さなバイキング ビッケ [かるちゃあ?]
映画館に貼ってあった新作映画のポスター。
これ、私らが子供の頃にやっていた「小さなバイキング ビッケ」の実写版ですね!
「ビッケ」のアニメは、ドイツでは今でも人気番組。 ほぼ毎日放送されています。 ビッケに限らず、「みつばちマーヤ」、そして、ご存知「ハイジ」は、ドイツの子供で知らぬものはないくらい有名です。 ナンつってもすごいのは、ハイジの放送が終わった次の新番組がハイジ!というくらいのヘビーローテーションです。
ちなみに、こちらのアニメはオープニングやエンディングの歌が変更されています。 「ハイジ」のオープニングも、あの宇宙空間から吊り下げられたブランコのアニメはそのままですが、歌は中年のおばさんが ”ハーぃディー ハーぃディー”とやって、なぜか最後はやっぱり”ヨロレイホーー(少し本場のこだわりあり)”で終わります。 面白いのは歌の長さがオリジナルより若干長いため、最後のほうに小学生が描いた様なハイジとペーターの静止画が数秒挿入されることです。
ドイツのその他の子供向け番組は、日本でも有名?な”マウス”やふるーい人形劇などがありますが、近年はやっぱりアメリカのものがたくさん入ってきています。 こういうのを見て育つと、人間もどんどんアメリカナイズされてしまうのでしょうね。
ローゼンモンターク カーニバル本番! [かるちゃあ?]
いよいよカーニバル本番。 11時過ぎに通りに出るが、まだ本隊(お菓子をばら撒いてくれるやつ)は到着していない。 しばらく観客の様子を見るが、寒いので一旦家に帰る。 昼食後、再び通りに戻ると既にみんな出来上がっている。
盛大にお菓子やティッシュペーパーなどをばら撒く。 観客席には優先的にばら撒いている。
おい、警備の警官も飲んでるよ! ま、ドイツじゃ普通か。
カメラを持っていると、写せ写せという連中が寄ってくる。
このお兄さんも。
だんだんモチーフが訳わかんなくなる。
これは妙にカワイイ。
1時間近くねばった成果がこれ。 やっぱり最前列まで行かないとあんまり取れません。 前の観客を押しのけて最前列まで行くのにも経験がモノを言います。
今、6時を回りました。 あたりがだんだん暗くなってきたけど、まだ続いています。 ウチの近くにはあと一回だけ戻ってきます。
で、例の”マジノ線”がどうなったかというと... (続く)
薔薇の月曜日 カーニバル直前 [かるちゃあ?]
今日はローゼンモンターク、薔薇の月曜日=カーニバル本番です。 10時前に街を巡回警備。 だんだん人が集まってきています。
昨日ののどかな風景と違うのは、今日集まってくるのはすべて酔っぱらいということ。
ここにも、
ここにも、
ここにも。 みんな酒樽の準備は万端。 カーニバルスタート前からガンガン行っています。 マジノ線はいまだ健在ですが、勝負は12時過ぎからです。
いよいよ、カーニバル スタート。 日曜は子供のカーニバル。 [かるちゃあ?]
ついに2009年のカーニバル本番がスタートしました。 我が家にとっては最後のカーニバルです。
先頭は若い女性警官中心の騎馬隊です。
そして鼓笛隊が続きます。 こいつらか、真夜中に行進してたのは。
沿道には仮装した子供の群れ、群れ、群れ。 そう、日曜日の主役は子供たち。 今日の行進は地域の学校を中心としたグループ。
子供たちがお花やお菓子を配ってまわります。 子供たちの目的はコレ。 みんな、あらん限りの声を振り絞って、カメレーとかカメルーとか叫びます。(カーニバルの合言葉)
学校ごとに趣向を凝らしたコスチューム。 あいにくの小雨模様ですが、子供たちは必死でお菓子を拾い集めています。 だんだん観衆も増えてきましたが、まだまだ明日の本番の比じゃない。
一時間弱並んだ戦利品。 目立つコスチュームを着ていった子供ほどたくさんのお菓子をもらえるようです。 うちの子もコスチュームを着て行きましたが、今回は雨のため上からコートを羽織っていたので今一アピール不足、かつどんくさいのでこれだけです。 それでも大喜びです。 私も子供の頃の餅まきを思い出しました。
これが明日の本番だとグループ名入りの特製(包装紙が)チョコレートとなります。 今日は、子供中心で観客も少なく、かつ飲酒率もべらぼうに低いので特に治安上の問題はありません。 マジノ線もいまだ健在です。 が、問題は明日。 さて、無事に終わりますでしょうか?
日曜日 カーニバル直前 [かるちゃあ?]
夕べは夜中の1時過ぎにうちのまわりを鼓笛隊が行進していた。 そうか、それで日中はみんなおとなしかったのね。
明けて10時過ぎ、街中を歩いてみる。 既に街中の主要道路は閉鎖され、警察隊の配備が済んでいる。 気分は戒厳令。
商店街の備えも万全。 今日は日曜なので原則商店は休みですが、トイレだけオープンしている店もある。(もちろん有料、一回50ユーロセント)
救急隊員も昼食を持って配置につきます。
観客(そう、これは出場者ではなくて観客)も準備OK。 カーニバルの開幕を待ちます。