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ガルネリ返還へ [旅行]

フランクフルト国際空港の税関で没収された、日本のヴァイオリニスト堀米ゆず子さんの時価1億円といわれるガルネリが無事に無償返還されることになったとか。 ヴァイオリニストが肌身離さずに持ち歩いている名器が空港で没収されるという前代未聞の事態が注目された事件でしたが、実はこのフランクフルトの税関はビジネスマンの間ではかなりの難関として有名でした。

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とにかく、仕事で使っているパソコンとかデジカメとか、中古だろうが関係なくやたらめったら関税をかけまくります。 日本でパソコンやカメラを新調してきた時には、必ず購入を証明できる書類(領収とかレシートとか)を忘れずに携帯せよと、よく注意されたものです。

今回、日本のヴァイオリン奏者から世界的な名器を没収した職務に忠実なドイツ人の税関職員。 いかにも厳格で融通の利かないドイツ人のイメージどおりですが… でも、私も永年ドイツのお役人さんと付き合ってきて感じたことですが、違うんですよね、人によって。 

システムやマニュアルは完璧(そう)で、役人も厳格に執行する。 でも、人によってその解釈が全然違う。 おんなじ手続きでも毎年やることが違う、人が変わると。 そして融通が利かない。 

優れた科学技術を持ち、命令に忠実な勤勉な兵士がいるのに、何故ドイツは第一次世界大戦にも第二次世界大戦にも負けたのか? ドイツの役所で待たされながら、「だーめだこりゃ、これじゃ戦争勝てんはずだ…」とつぶやいた昔も今はいい思い出に。


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