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演出上の小さな嘘が”歴史改変”に! 「LEADERS Ⅱ」 [メディアの不思議]
TBS系の「LEADERS Ⅱ」を見ました。 アニメイト豊田店に行った子供が、「なんか豊田市、”LEADERS”に占領されてるよ」って言ってたくらいに、豊田市というかトヨタ系の会社がある愛知県内の主要都市に”LEADERS”のポスターがベタベタ貼ってあるようです。
熱すぎる演出はともかく、いやぁ、冒頭見てぶっ飛んだ。 主人公の愛知佐一郎が死ぬ場面で、”佐一郎が死んだのは昭和27年”って、いけしゃあしゃあと言ってるんだもん。 たしかパート1では朝鮮動乱の始まる2か月前に死んだって言ってたよね? 朝鮮動乱、昭和25年じゃん! ”Ⅱ”でいきなり、モデルになった豊田喜一郎の没年に合わせてきたの? なんかヤマトの劇場版「愛の戦死、じゃない 戦士たち」からTV版「ヤマト3」につなげたくらいのご都合主義的な設定改変かと思ってたら... 番組最後で没年は27年のままで、その後朝鮮戦争が始まったって言ってるよ。 金正恩、怒っちゃうよ。 歴史改変じゃん。 韓国の人、また怒っちゃうよ。
”Ⅰ”のほうで朝鮮戦争前に死んだことになってるのは、原作となった小説「日銀管理」がそうなってるから、まあ、仕方ないんだけど。 じゃあ、”Ⅱ”もそのままやれよ! ドラマの演出のために歴史変えちゃダメでしょっ!!
”ZIP!”の「この世界の片隅に」スルーが露骨な件 [メディアの不思議]
日テレの朝の情報番組 ”ZIP!”。 火曜日は映画ランキングを紹介するんだけども、今回も「この世界の片隅に」は見事にスルー。 キネ旬1位発表直後の週、上映館も200に迫りランキングも2つアップと、話題には事欠かないはずなんだけども... その代り”チューモク”として紹介されたのが、アイドルものに大手配信の話題作、それと、(これはほんとにすごいんだけども)上映21週目で再び2位にランクアップした「君の名は。」。
「君の名は。」は、ランキングの後の”SHOWBIZ TODAY”でも、「日本アカデミーショーで『君の名は。』が快挙達成!」と繰り返し報じられていた。 単純にノミネート数なら「悪意」のほうが上だし、「この世界...」もノミネートされてるんだけど、この力の入れようの差は何? やはり日テレ的には、この後のTV地上波放映権獲得とか、あるいは、キネ旬まさかの選外で「うちらが応援せんでどうする!!」と、妙に力が入ったか? いずれにせよ、大人の事情が働いているのでしょうね。
ここでお話ししたいのは、どっちの作品が上?とか言ってるのではなく、我々が毎日見ている”情報”番組のこと。 ”ZIP!”は昨年、フジの”めざまし”を押さえて初の視聴率トップに輝いた、たいへん大きなコンテンツになりました。 多くの大スポンサーの期待とお金を抱えて、大変なことになっているのでしょうね。 「これから流行るものを紹介!」ってのは、大手代理店が流行らせたいものを紹介してるってことか。 そういえば、”ZIP!”で紹介されたコミックや映画は、すぐにツタヤにコーナー出来るし。 マツコがうまいといったコンビニ商品が、翌日に(あらかじめ大量に準備していたとしか思えない)POPと一緒に売り出されてるのと一緒か。 金曜なんか、電通の人が直接世論誘導してるもんね。 でも、両方とも好きで見てるのも事実...
「この世界の片隅に」を見た若い人の、ありがちで、逆の意味で考えさせられるコメントに 「戦争中の人も、僕たちと変わらない人なんだ」っていうのがあるけど、本当に、大きな声に踊らされる我々って、昔からちっとも変わってないのかも。
ユリイカの”こうの史代特集号”。 面白いです。 こうの先生自身が、『女の子が血を吐いて死ぬ漫画が好きな人には...』云々とおっしゃるくだりは、震えが来るほどです。 原作漫画も、何回読み返しても新しい発見があります。(最近の自分のツボは、”広島海苔は、「君の名は。」の組紐や口噛み酒に勝るとも劣らない絆アイテム!”)
この人は、漫画を常に再”発明”しながら描いていらっしゃる。
◎追記◎
2月6日(月)、キネマ旬報の表彰式を伝えるコーナーでついに作品紹介+のんを取り上げた。 やれば出来る? それとも長いものに巻かれろという、方針転換? (日テレのほかの情報番組では取り上げていたもんな) 日テレが味方に付くと他の局にも影響があるし… がんばれ、能年ちゃん!
※※
日本アカデミー賞は完全スルーだったね!
HONDAのなんちゃらCM [メディアの不思議]
CMついでに、HONDAのなんちゃらいうCM。 メインにまさかの高田純次起用。 日本一のテキトー男の登場で、案の定、肝心の商品を”フィットなんちゃら”呼ばわりするは、シートの収納は3ステップと言いながら”あれ、4ステップ?”。
http://www.honda.co.jp/movie/tvcm/
(なんちゃらいうCMはありません)
今まで自動車会社のCMはくだけたイメージものはあったものの、基本は正確な情報を心がけていました。 今回のCMはその常識を根底から覆すもので、正確な情報を知りたければお店に来てねという作戦です。 おそらく、日本のCM史上の記念碑的なCMとして後世にまで語り継がれることでしょう。(そんなことはないか…)
でも、確かにショーン・レノンに「ちょうどいい!」と断言されると少しむかつくけど、高田さんなら気にならないし、上のCM集にもある「負けるもんか編」 よりも現実感がある。
HONDAさん、着眼がいい!+太っ腹だね。 一部の視聴者からは苦情の電話がじゃんじゃんかかっているとは思いますが、負けずに信念を貫いてください。
トヨタのReBORNのCM ”工場編” [メディアの不思議]
トヨタの企業CM、「ReBORN 秀吉と信長」シリーズの最新作 ”工場編”がオンエアされ始めました。 キムタクの交通違反を受け、最近見かけないな、自粛かな?と心配していた矢先の新作です。
東北のアルミ製品の工場を秀吉・信長に紹介する清史郎正宗。 その技術力のすごさを熱心に説明する正宗に対し、武秀吉がぼそっと、「あんまりすごいことやってる工場には見えないけどな」。 各人のキャラクターがよく出ている作品です。 キムタクのセリフが少ないのも◎。
短絡的な視聴者からは武のセリフが工場の人に失礼だ!ってな苦情が出るかもしれませんが、この「すごいことやってるように見えない」というのは最高の褒め言葉ですよ。 難しいことを難なくやっているように見えるほど、いろいろな知恵と工夫が込められているということ。 こちらの工場関係者には伝わってると思います。
それにしても清史郎君の演技もスゴイ。 もはや子役ではなく、立派な少年俳優です。 今もてはやされている若い子役たちとは較べようがない。 (キムタクよりも上)
がんばれ清史郎! 今の大河ドラマを救えるのは君しかいない!!
まるで放送事故? TOYOTA Presents FIFAクラブワールドカップ [メディアの不思議]
日テレが毎日毎日、メッシだ、バルセロナだ、クラブ世界一決定戦だのとはやし立てる、TOYOTA Presents FIFAクラブワールドカップ2011。 客入ってねぇっーー!! まるでトルコGP。
中継スタッフが、なるべくガラガラのスタンドを映さないように苦労しているのが気の毒なのも、最近のF1に通じるものがありますね。 これって、やっぱりチュニジア対カタールという馴染みのない対戦国のため? それとも、Presented by TOYOTAで豊田スタジアム開催のため? 夜の柏戦には客が入るのでしょうか? でも、その柏の出た開幕戦もガラガラだったし。
やっぱり、バルセロナとサントスが出てくる準決勝以降じゃないと客は来ないのかな? モータースポーツと一緒で、結局、日本のお客さんはブランドものじゃないとダメ? このままじゃ、「もう日本開催なしネ、永久に」ってFIFAに言われちゃうね。
元々、南米VS欧州のクラブ王者の決戦を中立の第3国で一発勝負でやるてのがトヨタカップのコンセプトだったんだけど、このままじゃ、クラブ王者の世界一決定戦を、金を出してくれて (南米と欧州から見て)テレビ中継の時差の少ない中東でやりましょうか…てことになりそうですね。