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ニュルブルクリンク・北コースはもう冬支度? [モータースポーツ]

今日のノルドシュライフェのWeb Cam映像。 あいかわらずの雪景色です。

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一応、13・14日の週末には走行日が設けてありますが、雪かきをしてまで積極的には営業しないので、このまま今年は冬季クローズになる可能性が大です。 ああ、まだ1周分の走行券が残っているのに。

さて、撤退しましたね”世界のHONDA”。 勝手だね。 格付け会社的にはナイス経営判断!なのですが、ずいぶん失うものが大きかったね、今回。 これまでの”レースに強い技術力トップの会社”という企業イメージはズタボロになったし、何よりも”アンチHONDA”がこれだけもいたのか!!ということが白日の下にさらされたのが大収穫、じゃない大誤算でしたね。

これまで、日本のモータージャーナリストにはHONDAファンが多く、別に三宅島のときみたいに裏から手を回さなくても、勝手にヨイショ記事を書いてくれていたのが、最近の成績不振とSuper AGURIの一件で、市民レベルで謀反が起きてしまいました。 これは本当に大誤算だったでしょうね。 チームマネージメントもうまくいかず、大迷走を繰り返したのも痛かった。 

何でもかんでも日本で出来ると信じて、結局、現地の統制が利かないという最悪のパターンですが、これには第2期の成功体験から脱却できなかったのも大きいのでしょう。 HONDAの第2期の活躍を迫真のドキュメントで追った、海老沢泰久氏の「F1地上の夢」という本には、第1期で活躍した人達が経営を担うようになって再開したF1プロジェクトが、その第1期の古株の技術者がターボエンジンの本質を理解してなくて結局はうまく行かず、彼らが新たな発想を持った若いエンジニア達に取って代わられることで成功を掴み取っていくという過程が淡々と語られていています。 モータースポーツやHONDAの好き嫌いにかかわらず、技術開発にかかわる人にとっては必読の一冊です。

この本の中で語られている当時のHONDAは、まさに戦うためのDNAを持った技術者集団でした。 当人たちに自覚があったかは不明ですが、硬直した状況を自律的に自己変革できていました。 今回のHONDAには、経営を担うことになった旧技術者も、次代を担うはずだった若い技術者も何も変革が出来なかったということでしょうか。

さて、UAEのGP2。 第1レースでまずは順当に可夢偉が勝ちました。 8位グリッドからのスタートとなる明日の第2レースでどこまで順位を上がられるか? (個人的には何周目でトップに返り咲くか?と期待したいのだが) 

GP2参戦2年目でタイトルとってトゥルーリに取って代わろうとする魂胆が見え見えの可夢偉(いや、それぐらいの野心がないと男の子は)、目算道理に行くのか? はたしてトヨタはそこまで待ってくれているのか??


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