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ドイツの”西部警察” [ひつま...ひまつぶし]

最近気になっているTV番組。 RTL(ドイツのF1の地上波放送局)で木曜日の20:15からやっている「Alarm fuer Cobra 11 - Die Autobahn Polizei」だ。 ドイツのアウトバーン管轄の私服警官二人組みの活躍を描いたアクションシリーズで、なんといっても最大の売りはアウトバーン上での大クラッシュシーン。 アウトバーンで事故をすると、こんなに悲惨なことになりますよ...ということを一般大衆に啓発するのが目的かと思うぐらい、毎週毎週、大事故が発生する。 

たいていは主人公達がカーチェイスをしている際に事故は発生し、10台くらいが巻き添えになる。 そして決まって大ジャンプ、爆発・炎上が起きる。 実際のアウトバーンで毎週毎週こんな事故が起こったら、ドイツの交通網は麻痺してしまうぞ! というのも、ドイツでは一般道・アウトバーン関係なしに、事故が起こったら現場は完全保存が鉄則。 後続車のために少し車を寄せておこうか、なんてことはやらないからだ(やると実地検証で自分が不利になる恐れがあるから)。 そして、警察の完全な実地検証が終了するまで道路は封鎖。 番組のような事故が起きた日には数日単位で不通になってしまうだろう。 

あと、もうひとつ気になったのが、劇中のクルマがすべてケルンやノイスのナンバーだったこと。 え、このドラマ、ひょっとしてこの辺で撮ってるの? さっそく調べてみると、この番組はドイツでは長寿を誇る人気シリーズで、先のRTLと「アクション・コンセプト」という映画会社の共同制作らしい。 さらにビックリしたのが、RTLもアクション・コンセプトもケルン市に所在地があるということ。 RTLがケルンのスタジアム近くにあるのは知っていましたが、てっきりケルン支局だと思ってました。 こういうキー局ってたいてい首都かその国一番の都市にあるものでしょ。 ケルンみたいな地方都市に本拠があるとは思わなかった。

で、クルマを飛ばして行って来ました。 アクション・コンセプト社まで。

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ケルン市の南側、ヒュルスというところにありました。 もちろん、純粋な映画制作会社で、お土産物売り場もお客さんコーナーもありませんでした、残念!

この番組のすごいところは、新車でもバンバン破壊すること。 普通、日本の刑事ドラマで主人公が旧型のクルマに乗っていたら、「あ、このクルマは壊されるんだな」ってわかりますが、このドラマはBMWだろうがアウディだろうがバンバン新車(か、そんなに年式落ちしてないクルマ)を破壊しまくって気持ちいいです。

日本でもCSで放送されたり、DVDが発売されていて、ファンもいくらかいるようです。 日本語版DVDの紹介ページ。

 http://www.afc11.jp/

本家アクション・コンセプトのページ。

 http://www.actionconcept.com/

日本語版ウイキペディアの情報によれば、撮影には所有する”自社アウトバーン”を使用しているそうですが、ホントかな? と思ってたら、本当に建設していたようです。 

過去のプレス資料によると、2005年にケルンとアーヘンの中間にあるデューレンという街の近郊に建設されたそうです。 場所の特定は出来ませんが、色々な資料からすると、工業団地のはしっこ、住宅地と自然公園から700m以上はなれたところに上下それぞれ1キロずつの撮影用アウトバーンを建設したようです。 googleの衛星写真では見つけられませんが、シューマッハー・カートセンターからアーヘンに向かう途中にある発電所(通称:雲製造工場)の北側が怪しいです。 調査済み次第報告します。


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