F1 川井ちゃんの17秒 [モータースポーツ]
F1日本GPも無事に終わりました。 ユーチューブに日本の地上波の中継の一部をアップしている人がいたので、久しぶりに日本の中継を見ることが出来ました。 いやぁ、全然変わってないですね、日本の中継。 コメント陣、多すぎ。 コレはやっぱりスポーツ中継じゃなくてバラエティですね。
モータースポーツの本場のヨーロッパでは、アナウンサー一人にコメンテーターが一人(特に玄人好みの渋めの人選が多い)というのが標準。 わけのわからないゲストが出るというのは見たことがない。 ドイツの放送局では、今はドイツ人の関係者が多いせいか、リポーターはピットレーンじゃなくてピット裏のモーターホーム側にいて、レース中もドイツ人関係者にどんどん話しを聞きに行っています。 日本GPではリタイアしたばかりのグロックからもインタビューしていました。
フジの中継って、地上波のほかにCS向けにも別のコメント陣がいるでしょ。 不景気でTV局も予算削減の荒波にもまれているはずなのに、F1は違うのでしょうか? さて、CSのコメント陣といえば、今でも今宮さん(奥さんもいつの間にか翻訳家からF1ジャーナリストになっているね)と川井ちゃんのコンビだと思いますが、川井ちゃんと日本GPといえば思い出すのが90年の鈴鹿。
例のセナ・プロの1コーナーの衝突の後、ピットに戻ってきたセナに向けて川井ちゃんがコメントを取ろうとして突きつけたマイク。 セナの肉声を引き出すまでに、実に17秒間もマイクを差し出し続けています。 一瞬、セナが口を開きかけたかと思うとまたためらう。 それでもマイクを突き出し続ける川井ちゃん。 この映像(もちろん生放送じゃないんですが)を見ていたときは、その川井ちゃんの執念に血の気が引きました。 川井、ただのF1おタクじゃないんだな、と見直しました。 まさに、”江夏の21球”ならぬ”川井ちゃんの17秒”!!
ところが、さっきあらためてこの画像を見ると(この映像もユーチューブ内にあります)、ん? セナははじめからしゃべる気満々だけど、ピット前を通過するクルマの音がうるさいので待っているだけ?? 一瞬ためらったような仕草も、しゃべろうとした瞬間にまた別のクルマが来たので口をつぐんだだけぇ???に、見えちゃいます。
今思えば、セナにとっては予定通りの行動を予定通りに終えただけ。 別にためらいも何もないか?(レース後のインタビューで故意の接触をほのめかすような事をぺらぺらしゃべっていましたからね)
いや、やっぱりピュアで神様に愛されたセナがそんなことをするはずがない。 やっぱりピットに帰ってきたときは動揺してたけど、川井ちゃんの真剣勝負の熱意にほだされて、そして日ごろから懇意にしている川井ちゃんだからこそしゃべってくれたんだ!と信じたいんだけど...
最後に、これぞ日本GP! これぞフジTV!という映像もありましたね。 ポディウムへ向かうアロンソを出迎える、ヘソ出しグリッドガールズ。 こういうのは本当にまさにニッポン!!
>ポディウムへ向かうアロンソを出迎える、ヘソ出しグリッドガールズ。
私はキャバクラかと、世界に向けて恥ずかしくなりました。
日本の報道は何処かおかしいですよね。
by らんぽう (2008-10-15 12:05)
らんぽうさん
いつもniceありがとうございます。
まさにキャバクラかなんかですよね。 ベルギーGPとかのグリッドガールズもかっこいい格好をしていますが、あくまで女性のファッションの範疇。
日本のはまさに風俗そのものですね。
by ちみる (2008-10-15 20:04)