ムール・オー・ヴァン作ってみた

土曜日に行ったカウフホッフの食料品売り場でムール貝のパックを売っていたのでさっそく購入し、翌日曜日にムール・オー・ヴァンを作ってみた。　ムール貝は１．５キロ入りで７ユーロ弱。　１ランク上のムール貝は同量で８ユーロ以上しました。

まずは、ムール貝を一個ずつていねいに洗う。　結構汚れているので、洗ったあとも貝をこすり合わせながら何度も水を替えてすすぐ。　その後、アサリのように塩水につけておいて胎内の砂や汚れを吐き出させる。（ムール貝に必要かは不明）

厚手の大なべにバターを入れ、きざんだ野菜（今回はネギ二把とたまねぎ１個）を軽く炒める。　そこに水揚げしたムール貝を入れ、引き続き軽く炒める。　仕上げに、今回はスパークリングワイン（白）の小ボトルを注ぎ入れる。　ちなみにこのスパークリングワインのボトルは、買い物に行ったスーパーでタダでもらったもの。　タダなので惜しげもなく使える。　蒸し煮にする酒はスパークリングワインでなくても可。　以前行ったブルージュ（ブルッヘ？）のマルクト広場では、ビールを使った”ベルギー風”というのもあった。　蒸すこと１０分で完成です。

作法に従って、一個目に食べた貝殻をトングー代わりにし、貝殻から身をはがすのに使う。　おおー、イケルイケル。　近所のムール・オー・ヴァンが自慢のドイツ料理店にもひけをとらない。　つーか、これだけ簡単だったらドイツ人でも出来るよね、素材さえあれば。

家族３人でつっつきまくり、おなべいっぱいにあったムール貝もたちまちなくなる。　残りのスープも全部すすりたいが、汚れを目の当たりにしたので、少しだけパンにつけて味わうだけにする。　今度またやろうかなと思っていたところ、その晩からヨメが食中毒症状に陥り、丸一日寝込む。　私も子供も問題なかったのに、こんな煮物の料理で一人だけ当たるということはあるのかしらん？

「もうワタシ、一生ムール貝食べられないかも．．．」とはヨメの弁。