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見果てぬ夢...  焼肉 [食楽]

我々の住んでいるNRW州は、デュッセルドルフのあるおかげで、たいていの日本のものはそろえることが出来る。 おそらく、ヨーロッパでも1・2の便利さだと思う。 以前住んでいたイスタンブールと較べると本当に天国だ。(日本の物が入るという点で)

そうはいっても、やはり手に入らないものもある。 本当に焼きたてのうなぎと“日本式”の焼肉だ。 うなぎは真空パック(最近は各日本食材店は、このうなぎパックは”台湾製です。 安全です!!と涙ぐましい売り方をしているが、売り上げは芳しくない。)が入手できるので、焼き方さえ工夫すれば何とかなるかもしれないが、ロースターもないことだし... 焼肉はデュッセルドルフの韓国料理屋で食べられるが、タン塩以外はやっぱり韓国式だ。 以前、デュッセルの近郊のヒルデンというところに、焼肉バイキングをする店があったらしいが、残念ながら我が家が行った時には閉店されていた。

そんなこんなで、焼肉を堪能するには春を待って、庭か公園で自家製のバーベキューをするしかなかったのだが、最近、フランクフルトに数件、焼肉店があるという情報を入手したのでひそかに機会を窺っていたのです。 で、子供も春休みに入ったことだし、行って見ました、さっそく。

向かうはフランクフルトの北側の郊外、クロンベルクというまちのDOMO(どうも)という店。 これは韓国料理店なんですが、例によって最近の日本食ブームに乗ってドイツ人客をだまくらそう取り込もうとしているのか、あるいは直接、日本人客を当て込んでいるのか、日本風の名前をつけて、もちろん日本食も扱っています。 この町の隣のオーバールーセルにもKONTIKIという韓国料理屋があり、そこも焼肉を出しているようです。

なんで、こんなフランクフルト近郊に韓国料理屋の需要があるのかいなと思っていましたが、行ってみて納得。 近くにはサムスンをはじめ、韓国企業が多数。 韓国ニーズがあるんですね。 さて、1時前に店に着くと、店内はその韓国人でいっぱい。 あらためて韓国パワースゴイ! 店員もてんてこ舞いで(韓国料理は前菜のセッティングが大変だしねぇ)、待っていてもなかなか我々の席の準備が出来ません。 そのうち予約客が先に席に座っちゃうので、一緒に行った子供が怒り出す始末。 子供をなだめるも、よく見ると昼から焼肉食ってるやつはどうやらいない様子。 これは、このまま待っていても焼肉は食えないなと判断し路線変更、一路フランクフルト中心部を目指す。

フランクフルトでは、和食どころの”いろは”が焼き肉屋を二軒開いています。 フランクフルト中心部のエッシェンハイマー塔のそばに”焼肉いろは”という店があったはず。 あった!

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幸い、店のすぐ近くに地下駐車場がある。 そこに入るとビックリ! まるで地価要塞のような巨大地下駐車場。 おかげで、地上への出口とお店までかなりの距離。 はやる気持ちを抑えつつ店に急行! やった、ついに焼肉だー!!と思ったら、どうも店の内部が変。 焼肉のやの字も... 恐る恐る店員さんに 「あのー、ひょっとして焼肉、もうやってない?」 「はい」 「えーと、他のお店でもやってない?」 「残念ながら」 ガーン!!

なかなか焼肉への道は厳しいようです。 やはり、焼肉は自分ちでやるしかないのか? まあ、最近は気温も上がってきたことですしね。


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