うちの庭のおバカさん [生活]
うちの庭は”自然のものは自然に帰す”という主義で、払った枝や落ちてきた葉っぱは、すべて庭の隅のほうにまとめておいてある。(このドイツの気候で腐葉土となるかは置いといて) 殺虫剤の類も極力使わないので、生物にはたいへん居心地のいい環境らしい。 隣の公園から小鳥たちがうちの庭にえさを求めてよくやってくる。 毎日、積み重なった枯葉を盛大に散らかしてえさ探しをして行く。 また、春先から夏にかけてはブラックバードという鳥が、我庭の枯葉の下で子供を孵していく。 毎年、よちよち歩きの若鳥がうちの庭でえさを取る練習や飛ぶ練習をして巣立っていく。
今年も若鳥の巣立ちの季節になったが、今年の子はちょっとおっちょこちょいらしい。 ヨメが家にいると、”ゴツン!!”とものすごい音を立てて、その若鳥がガラス戸にぶつかったそうだ。
ぶつかったショックで失禁し、ガラスの下のほうには糞が付いている。 後ろのほうでは親や兄弟たちが心配そうに、あるいは呆れて若鳥を見ている。
必死にもがいて安全な場所に移動しようとしていたが、力尽きて庭の真ん中で伸びてしまったそうな。 ヨメは心配しつつも子供を迎えに家を出た。 数時間後に帰宅した際には姿が見えなかったので、無事に復活したのだろう。 よかったねぇ、うちの庭が安全で。
数日後、元気な姿が確認される。 でも、やっぱりコイツはおバカさんで、日曜の朝にまたガラス戸にぶつかっていた。 こんなことで厳しい自然界でやっていけるのか??
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