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落ちた偶像 [メディアの不思議]

野球のオリンピック日本代表チーム前監督の星野さんが、ようやくWBC監督就任辞退を表明されました。 いかにも彼らしく、散々観測気球を打ち上げて、世論の動向を注意深く観察した挙句の遅い決断でした。 まあ、これだけバッシングの嵐が吹き荒れている中では当然過ぎる結果です。

”燃える男”、”闘将”、”理想の上司”と世間一般には持ち上げられてきた彼ですが、私はもともと巨人ファンなので、長年にわたって彼が世間に受け入れられていく(というか取り入っていく)様子を苦々しく見ていました。 いつかこの男のメッキが剥がれる日が来るのかしらと思ってたら、意外とあっさりやってきましたね。 それにしてもネットをはじめ、野球関係者からのバッシングがすごいね。 

野村さんや広岡さん、そして、いつも巨人の悪口ばっかり書いているアサヒの西村某までが公然と批判を展開してます。 最初からこうなることはわかっていたと。 そういうのはやる前に言ってくれ。 もっとも西村某の批判は星野本人よりも、バックにいるナベツネ批判が究極の目的のようですので、結局、巨人(=アサヒの商売敵)批判がしたいだけなのね。 でも、一回の失敗で(つーても大きすぎる失敗でしたが)、こうもすぐにバッシングが起きるということは、結構アンチがいたんですね。

彼は本来、ON(ONが何かしらない人もいるんだろうな)や巨人といった、自分よりはるかに巨大な相手に根拠のない闘志をぶつけることで(そういうポーズをとることで)世間に認知されてきた人間。 それがいつの間にか、自分自身が権威そのものになったことで、一般市民のバッシング対象になってしまったんですね。 そして致命傷だったのが、一般の日本人にとっての富・権力・権威の象徴たるナベツネさんの後ろ盾を得てしまったこと。 自分としては”コレで俺も安泰だ”と思ったんでしょうが、それが終わりの始まりだったのですね。 

それにしても日本人の富と権力に対するこの不寛容さはどうでしょうか。 ヤンキースがやってることは許せるのに、巨人のやることは許せない。 以前、FA資格取得条件緩和だったか、FAで巨人が大物選手を獲得したときだったかのニュースでインタビューに答えていた、プロ野球ファンとか言う人の発言が忘れられません。 

「民主主義なんだから、自分のとこばっかりが良くなるようなことばっかりやらないで、もっとみんなが平等に良くなるようにしたらいい...」  それ、民主主義となんか関係ある? あなたの言ってることは、

”もともとの資源・資産や並外れた能力があったり、営業努力をたくさんしてそれ相応の利益を得たものは、もともとの蓄えも特別な能力もなくて、さりとて特別な営業努力をしなかった人に、(結果)平等となるようにその富を分け与えなさい。” 

ていうことじゃないのか? これが戦後”民主”教育の成果なのかぁーと、その時はTVに突っ込みを入れました。 たとえばF1で考えてみて、フェラーリやマクラーレンのクルマは速いから、その技術を下位のチームに教えてあげなさい、有望なドライバーは、選手権下位のチームから交渉できます、とかね。 そんなF1見たい? (あれ、何の話題だったっけ?)

庶民の嫌いなもの...  昔 ”江川 ピーマン 北の湖”、 今 ”星野 ピーマン 朝青龍”。


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