ドイツで2番目に汚いホテル in ケルン [旅行]
ギガジンというサイトがあります。 インターネットから見つけてきた面白いニュースや、ファミレス・ファーストフードの新製品レビューなど、安心して読めるぬるいニュースを紹介してくれているんですが、先日、「世界各地の最も汚いホテル」という記事が紹介されていました。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090128_dirtyhotels/
その中で紹介されているアジア一汚いホテルの記事は、確かに見てるだけでむず痒くなってしまいます。 記事の続きにはヨーロッパ各国の汚いホテルワースト10が紹介されているのですが、なんと! 我がドイツはたった3軒しか該当するホテルが無い!! さぁすがっ、我ぁがドイツはぁ世界一ぃぃっっっ!!! (よかったね、サービスの評価じゃなくて)
で、そのドイツワースト1とワースト3はミュンヘンのホテルだったのですが、なんと第2位はケルンに。 さっそくケルンまで見に行きました、そのドイツワースト2のホテルを!
これがドイツで2番目に汚いホテル、ホテル・セントラル・アム・ドムです。 ケルンの中央駅から徒歩3分、交通至便、そして非常にわかりやすい位置にあります。 すぐ近くにはヒルトンやケルン第一ホテルなどの超高級ホテルやケルシュ・ビールのブラウハウスもいくつかあり、まさにケルン観光をするには最適の立地条件です。 パっと見はごく普通の安ホテルです。
まぁ、このようにロケーションがよくて、そこそこの値段で泊まれるので利用するお客さんの数が多くなって、結果、より多くのクチコミ情報が出るので、必然的に厳しい評価も多くなるという、一種の有名税なんだろうねぇと、Booking.comで宿泊料を確かめようと思ったら...載ってないの、このホテル。 悪い評価が多いので載ってないのか、そもそも、もとから欧米勢相手の商売はしてないのか? 実は、このホテルのある一角は、中国かトルコを代表とする中東勢に牛耳られています。
ホテルの入り口の両脇はケバブ屋と電話+インターネット屋(移民や出稼ぎの人が故郷に安く電話をかけることが出来る)です。 さらにこのホテルをはさむように、ケバブ屋、中華料理屋、トルコ系土産物屋、中国系土産物屋で中土オセロ状態です。 通りを一本隔てたところにはドイツの中核銀行のケルン市本店やドイチェポストの中央局があるというのに、ケルン市の象徴であるDOMにより近い所、つまりケルンっ子の喉もとは中華と中東に押さえられているのです。
このホテルが中華系か中東系かはわかりませんが(たぶん後者)、安い宿泊料につられて利用した欧米系や日本などの観光客が、自分達の価値基準をもとに、”ちょっと汚いなぁ”とか感じてしまったのでしょうか?
ちなみに、日本人旅行者のホテル利用レビューでは部屋の汚さというより、水周りの不具合が数件報告されていましたが、特別に悪い評価は見受けられませんでした。
コメント 0