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ミステリーサークルあらわる! [のりもの]

私の通勤経路(最近はもっぱら帰途専用)の途中にある、公園と住宅街のはざ間の小さな交差点。 これまでは信号がついていたのですが、どういうわけか昨年の暮れから点滅信号になりました。 つまりは自己の判断で進めってことです。 これだと、前にどんくさい慎重な運転の車がいると、いつまでたっても交差点を過ぎることが出来ません。 また、ドイツですからイギリスのように1台ずつ順番に交差点を通過するなんて事は出来るはずもありません。 実力行使です。 なんでこんなことすんの? かえって危険じゃないの?!と思ってたところ、1月の半ばからトラフィックサークル(イギリス式に言うとランダバウト)方式に改修されました。

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交差点の真ん中に冗談みたいな小さな輪が描いてありますが、これでも立派なトラフィックサークル。 小さな町の中心部に行くと、直径50センチくらいの円が描いてあるだけのトラフィックサークルも見ることが出来ます。 慣れないうちは戸惑いますが、ルールはいたってシンプルかつ合理的。 

ドイツは右側通行ですのでサークル内は左回り、カッコよく言えばカウンタークロックワイズに回ります。 ですから、交差点に到達した場合はまず左方を確認。 左から車が来ていなければそのまま突っ込みます。(もちろん前方も確認) まあ、こういう交差点の場合は一旦停止して左方確認。 安全を確認して、1)自分が右折する場合は右側ウインカーを出して普通に右折。 2)自分が直進する場合は何も出さずに中央の円をなめるように直進、出口に入る手前で右側ウインカーを出して脱出します。 3)自分が左折する場合は左のウインカーを出して中央の円を踏みしめるような感じで旋回開始、出口の一つ手前(上の写真だと直進方向の出口ですね)をかすめるあたりで右ウインカーに切り替え、滑らかに出口に向かって膨らんでいきます。 これが意外と難しい。 ハンドル操作を誤ると、途中でウインカーが切れてしまいます。

つまり、自分が交差点前で停止して待っているときに左方から車が来ていても、右ウインカーを出していれば自分が今来た方向に抜けていくので、すぐに交差点に入っていってもいいのです。 逆にウインカーなしか左ウインカーを出しているクルマが来たときは、自分の前を通過するクルマなので待っていなければいけません。 ね、簡単でしょう。 左折はちょっと、サークルの内側から外側に針路変更するときに躊躇しますが、慣れてしまえば簡単。

ところーが、ドイツではこんな簡単なルールさえ守れんヤツがおる! つーか、多くのクルマがウインカーを正しく出さないので、結局は最後まで車の動きを見極めねばなりません。 結果、スムーズな車両通過も交差点内の安全も正しく保障されません。 これがイギリスだったら...と、今まで思ってたのですが、昨年久しぶりにイギリスに行って気がついた。 最近はイギリス国内でも正しくルールを守らんヤツが多い!! 両国とも無謀な若者が増えたためか、はたまた若い頃から正しい交通ルールに親しんでこなかった移民が増えたからか? 

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まあ、それでも点滅信号よりはいいんですが。 でも、なぜわざわざシステムを変えたのでしょうか? やはりここが住宅街の交差点だから、わざと不便にしてドライバーの注意喚起を促しているのでしょうか?(道路の道幅を狭めたり、道を蛇行させたりとかは日本の住宅街でもやってますよね) それとも、単に信号の電気代を節約するためかしら? 

緑色の制服のお巡りさんの立て看板を置くよりも、もっといい方法なかったかなー?


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