豪華客船(中略)で行く、地中海クルーズ8日間の旅 V!!! さよならマヨルカ編 [旅行]
最終日の朝。 目覚めると、すでに船はマヨルカの港に入港していた。
外を見ると、夕べのうちに部屋の外に出しておいたスーツケースが桟橋に運ばれている。 よく見ると、6階から上の荷物はちゃんと桟橋のテントの中に入れられているが、4階と5階(バルコニーのないデッキ)の荷物は桟橋に野積み。 か、格差社会はここにも...
朝食を食べていると、窓の外で何か動き出す。
窓洗い機だ。 1週間の航海中、雨こそほとんどなかったものの、波間に漂うしぶきを受けて窓ガラスやバルコニーには海水が付着している。 我々の部屋のバルコニーも、朝起きてみると水が付着していた。 なめると塩辛い、海水だ。 子供はこの塩水を集めて天然塩を作った。 持ってかえって料理に使うのだそうだ。
前部の展望デッキの窓は人力で洗っている。 次の航海までに急いでお色直しだ。 今日は、空港へのバスは2時に出発する。 バスが来るまでは船内に留まっていいが、部屋は9時までに明け渡さないといけない。 忘れ物がないか確認して、1週間お世話になった部屋に別れを告げる。 とりあえず、先ほどの展望デッキへ行く。
展望デッキには、我が家のほかにも時間待ちの家族がたむろしている。 うちは2時出発で比較的時間があるので、手荷物をクロークに預けて、シャトルバスで街に繰り出してもいいのだが、”ここでごろごろしたーい”という、まったく持って健全な家族の希望でゴロゴロすることに。 DSをしながら、デジカメの写真を見直しながら時間をつぶす。
他の家族もご覧のよう。 バスの到着を知らせるアナウンスで、少しずつ少しずつ人が消えていく。
ちょっと気分転換に外に出てみる。 街に出る人、戻ってくる人。 個人で空港に向かう人、そして新たにチェックインしてくる家族たち。
最後の昼食を終え、シアトリウムで最後の思い出に浸る。
ドイツ人が一生に一度は乗りたいと思うAIDAクルーズ。 本当に肩肘張らずに伸び伸び出来たし、料理も美味しかった。 船も広くてきれい、地中海も静かで広くてすがすがしかった。 料金は高かったけどこの季節で正解。
うちの部屋はどこだっけ?
今朝の窓洗い機って、最初から付いてたんだ。 14時、バスに乗って船に別れを告げる。 空港は案の定、よく込み合っていたけど問題なし。
帰りの機上で。 30分も飛ばないうちにあたり一面、雲、雲、雲。 我々が1週間旅してきたところとはまったく違う。 ドイツは、このあと1週間は曇り続きでした。 今年はいい夏休みになりました。
我々が帰った次の日、またマヨルカで連続爆弾テロの報。 危ない危ない。
(この項 終わり)
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