さよなら、フジテレビ!! のF1中継。 [モータースポーツ]
ついに、フジテレビの地上波F1放送撤退が決まりました。 実に’87年の全戦放送から25年間の(録画)中継にピリオドが打たれたわけですが、感慨深いものが…ないか。
フジの放送を思い返せば、モータースポーツファンの悲願であった日本初の全戦放送、古舘氏起用による絶叫型中継の確立、CGを利用したオープニングと故城達也氏のオープニングナレーション(’91年のハンガリーGPは伝説)、オープニングテーマのTruthとエンディングのIn This CountryでのF1中継のイメージの確立など、その功績は言うまでもありませんが、一方で特定ドライバー/チームへの偏向報道、世界でも稀な、わけわかんないゲストコメンテーター/ゲストの起用、セナ死後のクリスチャン・フィッティパルディのアイドル化失敗(笑)などマイナスの要素もいっぱいありました。 中でも最悪なのが放送時間とダイジェスト録画放送であるということ。 地元開催グランプリさえ生中継に出来ないという体たらく。
まあ、たいていのグランプリのスタート時刻である日曜夜9時に、古参の1社スポンサー番組が陣取っていたり、日曜の午後は競馬やゴルフといった強いスポンサーがいて、放送枠の確保が難しかったという点はあるにせよ、やろうと思えばもっとやれたんじゃない? 結局、一部のF1特権階級(あくまで日本のフジテレビの中継のですが…)だけが得しただけという感想がぬぐえません。
地上波撤退後はBSで放送となるそうで、また、CSでの全セッション生中継は2年間は継続とのことですが、その後はどうなることやら。
F1の利権を牛耳っているオーストリア系ユダヤ財閥は慈善団体ではありません。 ましてやF1を通じた文化構築を目指しているわけでもありません。 あるのは金への執着だけです。 金さえ入れば、伝統のヨーロッパのグランプリがなくなっても構いませんし、全戦が中東や新興国開催となっても構わないのです。 日本には良質な大勢のファンがいる? 彼らにとってのお客さんは、パドッククラブパスを買ってくれる大口の顧客のみです。
今のうちから、フジNextの放送がなくなっても見られる方法を探しとかなきゃならんですね。 まあ、あと2年あるし。
~~ おおよそ文明のある国で、F1の生放送がないのは日本だけである。 ~~ (by 俺)
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