井筒ワインの生ぶどう酒 [食楽]
ドイツ生活の思い出の味で忘れられないのがフェダーヴァイザー。 発酵中のワインですが、日本ではやはりなかなかお目にかかれません。 検索してみると、天橋立ワイナリーで飲めるようですが、天橋立まではなかなか行く機会がありません。 もちろん、車で行って飲んで帰ってくるというわけにはいきません。
で、そんなこんなで幾星霜。 先日、偶然立ち寄った長野のお酒屋さんで買った日本酒がことのほかおいしかったので、たまたま覚えていた、そのお酒屋さんのホームページの記事をまさぐっていると… ん? 生ぶどう酒? それは井筒ワインの生ぶどう酒というワイン。 栓がしてあるので普通のワインっぽいのですが、どうもフェダーヴァイザーのにおいがプンプン。 残念ながら既に売れ切れとのこと。 今年の秋まで待つしかないのかなぁー?とこれまた悶々。
と、この間の日曜日、地元の行きつけの酒屋さんでお酒を物色していると、井筒ワインのナイアガラが置いてあるのを発見。 それとスターマッコリと山口の獺祭を持ってレジへ。
「あのー、この井筒ワインの”生ぶどう酒”って扱っておられます? いつごろから予約始まりますか?」
「あのー、まだ置いてありますけど。」
「エっ、ホントっ?!」
思わず大きな声を出してしまいました。
これが井筒ワインの生ぶどう酒 ナイアガラ(白)、完全予約制です。 で、早速飲みました。
「んんー、終わってるね」
発酵、完全に終わってました。 フェダーヴァイザーの終わった感じの酸味がして、そして炭酸はすっかり飛んでいました。 でも、フェダーヴァイザーが終わった時のえぐみは全くありません。 水っぽいワインのようなかんじ。 かつては品の良い甘みがしていたような痕跡があります。 たぶん、もっとフェダーに近い味だったはず。 瓶詰が昨年の11月ですから、すでに5か月経過しています。 それは終わるよね。 やっぱり、今年の秋の新酒を待たなきゃいけませんね。
ちなみに長野の酒屋は「まつのやのつま」で検索。
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