クルマの街のワイナリー

宴会の時、部長が持ってきたワイン。　大変個性的な味だったので興味を持って調べたら、醸造元は多治見修道院なのですが、販売元兼ブドウ農家が、なんと豊田市！　言わずと知れた、あの世界のトヨタさんのおひざ元です。　ええっー？　あのクルマの街にワイン作ってる人がいるの？？

さらに興味を持って調べると、ホームページ発見。　アズッカ エ アズッコさん。　豊田市とみよし市の境、最近トヨタさんが売り出した、「あざぶの丘」という住宅地のすぐ裏にあります。

ワイン樽を目印に入っていくと...

 

すごく険しい野良道を下り降りた先にお店があります。　雨が降ったら４WDじゃないと帰れない！！

 

緑の中の小屋？　ロッジ？がお店。　なんでもワイン農家を目指して海外で修業し、今はこの近辺と豊田市の勘八峡に畑を持って自分たちでブドウを栽培し、将来的に自分たちで醸造することを目指しておられるとか。

さっそく１本買ってきました。

 

最初に買ったのは、残りわずかという 「ペル レ ドンネ『ミモザの束』２０１３」。　樽にオークだったかアカシアだかを使ったとかで、大変個性的な香り。　たぶん宴会で飲んだのはこれだ！　自分が今まで飲んだことのない系統の味・香り。　安い白ワインにありがちな、甘ったるい感じが全くないのが好感。　でも、たまたま夕食に出てた塩サバにはさすがに合わなかった。 

 

次に買ったのが、唯一残っていた２０１２年産の 「イノチェンテ白」。　これもたいへんな辛口でスパイシー。　なんと、塩サバと飲んでも生臭さを感じない！　 

 

次は赤。　赤は２種類あったのですが、「コン テ『キミと』２０１３」のほうは売り切れ。（２週間前はあったのに）　唯一残ってた 「マッキアート”ロッソ”『マッキアート』２０１３」。　（今回は封のロウがうまく取れませんでした）　こちらも超辛口！　ここのはみんな辛口＆スパイシーですね。　そういえば、お店で試飲していた若いカップルの旦那さんが、しきりに首をかしげていたな。　たしかに、他のどこにもないオンリーワンのワインになっています。　 

で、去る７月１日に、念願の醸造免許が下りたそうです。　

 

例のワイン樽の看板の向こうには、建設中のワイナリーが。　現在のお店は７月いっぱいで閉め、ブドウの収穫作業に集中されます。　そして、この秋からいよいよ念願の自家醸造に取り組まれる予定です。　１１月頃に新装開店＆新酒のお披露目。

がんばれ、クルマの街のワイナリー！！　だって、今年は忙しくて無理だろうけど、そのうち余裕が出来たらフェダーヴァイサー作ってくれるかもしれないじゃん。