WEC2014 トヨタWタイトル獲得！！ ルマンは落としたけどね...

WEC2014シーズンの最終戦、サンパウロが終わりました。　トヨタは終盤に起きたポルシェのウェーバー車の大クラッシュによるセーフティカーランの影響で２・４位にとどまるも、めでたくコンストラクターチャンピオンも獲得。　ドライバーズと合わせて２冠を達成しました。　WECでの日本メイクスのタイトルは初の快挙です。　おめでとうございます。

とはいっても、他のメイクスも、ポルシェは参戦初年度とはいえシリーズ終盤に速さをアピールでき、このサンパウロでは初優勝。　Ａｕｄｉは後半サッパリだったけど、なんといってもルマンは獲ったし、クリステンセンのラストランもポディウムで飾れてまずまず。　３メーカーとも得るものはあったようです。　なんといっても世間一般の関心は、

　　ルマン優勝　＞＞＞＞＞＞＞＞　メイクス　　　＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞　ドライバーズ 

だもんね。　トヨタさん、８戦中５勝してタイトル獲ったけど、なんちゅうてもルマンを落としたのが痛かった。　Ａｕｄｉは例年、開発のピークをルマンだけに合わせて来てて、ルマンが終わったら、さっさと次の車の開発に集中してるし（もっとも今年はＦ１を開発しているのかもしれませんが）、ポルシェだってルマンで勝てるパッケージに開発のリソースを集中しているのが見え見え。　本当に、トヨタは今年ルマンを絶対獲っておくべき年だったはずなのに...　（マツダは勝たねばならない年に　勝った）　「ラピエールのクソガキが…」と、木下さんは思ってるだろう。

来年はポルシェが、その瞬間的な速さをさらに持続できるようにしてくるでしょうし、本当に手ごわいライバルになりそう。　ＡｕｄｉはＦ１プロジェクトがどうなるかにもよりますが、このまま終わることはないでしょう。　トヨタさん、まずはルマン３台体制をそろえること。　そして、ドライバーもバトンや小林の確保、中嶋のＷＥＣ専念、ロッテラーやデ・オリベイラの引き抜きとかやんないと、来年は「ああ、やっぱり去年勝ててれば...」てなことになっちゃうよ。