ケルンのウルスラ教会 [地域ネタ]
ヨメにせがまれてケルンの聖ウルスラ教会に行きました。
ちょうどケルン中央駅から見て北西側、ヒルトンホテルの裏側にあります。 ちょっと！ 教会の壁にグラフィティやってるバカがいる。
ウルスラというのは、まあなんというかそのー、殉教者ですね。 ケルンに船でやってきて、船から降りた途端に刺し殺された人です。 彼女が刺し殺される場面は、キリスト教の宗教画の重要なモチーフになっていて、あちこちの教会や博物館で彼女が刺し殺される場面を見ることが出来ます。
で、この教会の見所は人骨で飾られた部屋です。 教会に入ってすぐ右側にその部屋はあります。 最初は頭蓋骨がずらーぁっと飾られているかと思いきや、人骨のパーツを選りすぐってモザイク画のように飾り付けてありました。 ぱっと見はたいへんきれい。
http://www.heilige-ursula.de/st_ursula_koeln/index.html
ウルスラ教会を紹介するサイトですが、残念ながらその画像は見当たりません。 興味がある方は、いつかケルンに来られた時にご覧ください。 さて、その人骨の間。 人骨の飾りだけでなく、宗教画や殉教者の胸像が飾られています。 この胸像、よーく見ると頭のところがパックリと開くようになっている。 コレはひょっとして... ”メロンパン入れ！！”ではなく、どうも頭蓋骨がここに入るんじゃなかろうか？ ひえぇぇぇっ！！ ちょっとだけ怖くなりました。 教会拝観は無料ですが、ここの人骨の飾ってある部屋は一人１ユーロ要ります。
礼拝堂内はいたってシンプル。 普通の造りです。 一部のステンドガラスがモダンっぽいのは戦争で破壊されたからかな？
キリスト像の左下には大鹿の頭蓋骨とキノコの飾り、それに枯れ葉。 いったい何の飾りでしょうか？
不人気者の末路 ドイツワールドカップの遺産 [地域ネタ]
うちの子供の同級生のお父さん（トルコ人）がやっているおみやげ物屋で見かけたもの。
‘０６ドイツワールドカップのマスコット、”ゴレオ”の末路。 ついに１ユーロか。 しかもコレだけあまってる。 ゴレオはワールドカップ開催期間中から”せんとくん”並みに不人気だった。 ”サッカー選手なのにパンツ穿いてない”というのが一番の理由だったようだ。
おそらく日本人だけが買って行ったと思われる。 胸の”０６”の文字がむなしいが、コレ正規品か？
住宅街のスピード表示板 [地域ネタ]
ドイツでは郊外の道はたいてい１００ｋｍ/ｈ制限なので、気持ちよく飛ばすことが出来ます。 そして、次の村や集落の入り口でスピードを落とすことになりますが、その時にスピード表示板が設置されていることがよくあります。 スピード取締りには直結していませんが、地域住民のためにスピードを落とすように促しているのです。 道路標識並みの大きさですが、これが意外と正確で、よく、自分のクルマのメーター読みと較べたりしています。
で、そのスピード表示板がうちのすぐ近くに設置されました。
ええ？！ さすがにこんなところで飛ばすヤツはいないだろう？？と、不思議に思いましたが、すぐ横に老人ホーム（お金持ち用）と高級マンションがあるので、住民の要望で出来たのかもしれません。 （＊注 ドイツ人の運転は意外と粗暴。 人によってはトルコ人並ですが、車の性能が良い分、こっちのほうが怖い。）
近寄ってみると以外にシンプル。
裏。 これだけだ！ 本当にシンプル。 残念ながら今日は稼働していませんでしたが、今度前を（人力で）走っていろいろ実験してみよう。
ケルン大聖堂のミサ [地域ネタ]
知人にケルン大聖堂（ＤＯＭ）のお守りを頼まれたので、夕食を取るついでに出かけていきました。 土曜日の夕方６時頃に行ったのですが、さすが観光地、ＤＯＭ Ｓｈｏｐ（うちのアパートの隣のデザイン事務所が設計）は開いていました。 そこでひと目でＤＯＭとわかるようなグッズを買って、じゃあせっかくだからＤＯＭの中も見ていこうかと中に入ると、今からミサが始まるらしく、礼拝堂への立ち入り制限が行われていました。 つまり、ミサに参加する人は入ってもいいけど、それ以外の人は遠慮してくださいねということで、教会の人が説明していた。
ミサは夕方６時半から始まりました。 向かって左上のパイプオルガンがおごそかに鳴り出し、皆で合唱。 司教さんがなにやらお説教してまた合唱。 ２０分くらい見てたけど特に異教徒にはドラマチックなこともなく、近くのお気に入りの中華料理屋に。 食事を済ませて中華料理屋を出たときにＤＯＭのほうから鐘が一斉に鳴り始めた。 時に午後７時４０分。 １時間以上もミサやってたのか？？
新学期始まる [地域ネタ]
ドイツでは新学期（新学年）が始まりました。
写真は、先週サーカスを見に行ったケルン市の広告。 新学期で子供が道を歩くので注意しましょうねという広告。 写真で子供たちが抱えているのは、ドイツの新入学のお祝い。 紙包みの中に文房具がぎっしり詰まっています。（入学式が終わると持って帰るのですが）
ドイツでは入学式も一大イベントのようで、おじいちゃん・おばあちゃんも駆けつけて、盛大にお祝いをするようです。 うちの子供の学校は来週からスタートです。
オランダの街角で見つけたアレコレ [地域ネタ]
以前、オランダに買いだしに行ったときに街角で見つけたもの。
街中にあるスナックコーナー。
ずらーっと、自動販売機が並んでいます。 中には熱々のコロッケやソーセージ、パイなどが入っています。 奥のカウンターではポテトフライや飲み物も売っています。 ドイツで言えばソーセージとポメスのスタンドかな。 オランダは高速道路沿いのガソリンスタンドにも、こういう自販機が置いてあります。
ショッピングセンター内の”ミッフィ”ちゃんの遊具。 もちろんオランダなので、本名の”ナインチェ”で通しています。
パーキングメーターはＣＤ売り場のＣＤ視聴の機械みたいなデザイン。
昼飯には是非オランダ料理をという両親の願いもむなしく、子供が決めたメニューは魚屋のフライ。 ポテトフライはなし。 カリカリして美味しかったです。
お土産に買ったオランダのケーキ。 やっぱり繊細な味で美味しかった。
ケルンの同性愛者パレード [地域ネタ]
今朝のケルン大聖堂前。
１２時前にどんどん人が集まってきました。 警備の警察もたくさん出ています。 今日はケルン名物の”同性愛者のパレード”のある日です。 例年はＦ１フランスＧＰと同時開催でしたが、今年はフランスＧＰのほうがぽしゃったのでじっくりと見物しに行きました。
スタンバイする警察。
レインボーの御旗は平和と平等の印＝ゲイと思って差し支えありません。
ゲイだけのグループ、レズだけのグループ、そしてＭｉｘもあります。 見物人にはそれらしき人もいますが、ほとんどは一般の人。 家族連れで来てる人もいます。 楽しければ何でもいいのね。
カーニバルみたいに”何か”をばら撒いているチームもあります。
今日は休みなのに、やたらとスーパーの袋を持った人が多いな？と思っていたら、酔客が置いていったビール瓶を集めているんだ。 ドイツにはビンに保証金が入っているので、ホームレスの人の収入源になります。 教会の前で仕事をしているホームレスが、ビンを集めて回っているご同輩に自分の飲んだビール瓶を分け与えてあげるという場面も（金あるじゃん！）。
カルシュタット破綻 [地域ネタ]
ドイツの百貨店大手のカルシュタットが経営破綻しました。
ドイツではカウフホッフと並ぶ２大百貨店の一つでしたが、この破綻により実に５万３千人の雇用に影響が出るといわれています。 まだ営業自体は続けていますが、売り場によっては新規商品の入荷が止まっているようです。
”私たちはあなたのために変わらずにここに居ます”
”皆様のご支援に感謝いたします”
従業員の給料は８月分までしか保証されないそうで、早急な身売り先の決定が待たれています。 その身売り先ですが、ライバルであるカウフホッフが有力な売却先として上がっています。 カウフホッフ側はなるべく多くの店舗を存続させ従業員の雇用を守りたいとしていますが、それでも既存の９０店舗のうち１／３は閉鎖される見通しです。 そりゃそうだ、この２店は街によっては通りを隔てて向かい合って営業しているんだから。
今回のカルシュタット破綻の原因は経済危機というよりも、移り変わる顧客のニーズに対応できなかった経営戦略の誤りというのが大方のドイツ人の一致した見方です。 同感。 いつも従業員が活き活きとして機敏なカウフホッフと違い、カルシュタットはなーんか”まったり”とした感じ。 うちの地元のつぶれた百貨店と同じにおいがしたものね。 でも、そのまったり感が好きだったんだけど。
朝食を食べていると... [地域ネタ]
日曜の朝、わけあってとある町のオープンカフェで朝食を取っていると、あれっ？ 向こうからなんか大きなものが...
トラムだ。 ここはケルン市の西隣のフレッフェンという小さな町。
ココの目抜き通りは歩行者天国なんだけどもトラムの線路だけは残されていて、こうやって街中の、カフェのテーブルのすぐ横をトラムが通り抜けていく。
お隣りのお仕事 [地域ネタ]
うちの家の地下駐車場の上の方の階は建築デザイン事務所らしきのが入居しています。 この駐車場でたまにお客さん向けのパーティーをやっていて、会社から帰ってきた時に車の方向転換が出来なくて困ることがたまにあります。 駐車場の中にはコンペで使ったような建築デザイン画が置いてあります。
最近の作品のようですが、アレ？ これって...
やっぱり、ケルンの大聖堂裏に最近出来た（工事はずいぶん長いことしていたが）、案内所兼売店だ。 へえー、意外と大きな仕事しているじゃん。 （オフィス寺か？）
ちなみに噴水の向こうの小さなビルには、大聖堂の歌が歌いたくてたまらない人が働いているＤｏｍラジオが入っています。
